わさびは日本原産の香辛料ですが、近年では欧米やアジア地域でも
人気が高まっていて、海外の料理にも使われるようになっています。
わさびの鼻にツーンとくる独特な辛味は、すりおろされるときに
酸化して、酵素の働きで発生するアリルイソチオシアネート類によるものです。
生ものはわさびと一緒に食べると食中毒を防ぐと昔から言いますが、
これは辛味成分に抗菌作用があるためだとされています。
そして、本わさびだけが含有しているわさびスルフィニルという成分には、
たくさんの効能があるとも考えられています。
わさびの効能
抗菌抗虫作用
食中毒の原因になる細菌の繁殖を抑え、同時に寄生虫などの繁殖も抑えます。
刺身などの生ものにわさびを添えるのは、実際に有効なんです。
脳が活性化
辛味成分が味覚から脳へ伝わり、脳を刺激して血流を促進します。
脳細胞が活性化することで、認知症の予防などの効果が期待されます。
抗酸化作用
わさびスルフィニルには強力な抗酸化作用があり、体内の活性酸素の除去に役立つとされています。紫外線を浴びる度に増えていく活性酸素を除去すれば、がんなどの生活習慣予防に役立ちます。
研究者によると、そのほかにもアレルギー症状を抑えたり、酸化ストレスを抑える、
体内の酵素を活性化させて、老化を抑えるなどの効果があるとされています。
わさびの効能には、まだはっきり解明されていない部分もありますが、
それでもある程度の効能は実証されていますので、摂っておいて損はなさそうです。
美容や健康のために食べる場合は、1日/5g程度を食べるとよいとされています。
小さじ1杯程度を食事と一緒に、またはお湯やお茶に溶いて飲むといいでしょう。
特に生活習慣病が気になる方や手軽にアンチエイジングしたい方は、
健康習慣として続けてみてはいかがでしょうか。
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