TV番組「ためしてガッテン」でスーパー緑茶として紹介された水出し緑茶。
お湯で入れるよりも美味しくて、しかも免疫力をアップさせるといわれています。
緑茶は普通にお湯で入れた場合も、ポリフェノールの一種カテキンによって、
抗酸化作用など様々な効能があります。
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しかし、水出しした場合はさらに有益な効能が望めます。
その理由はカテキンの中の有用な成分が多く侵出するからです
緑茶の渋み成分であるカテキンはさらに複数の成分で構成されていますが、
水出しすると、カテキンの中のエピガロカテキン(EGC)が多く侵出します。
このエピガロカテキンは免疫機能を活性化する作用があります。
逆にカテキンの中でも、アレルギーを抑えるなど免疫機能に抑制的に働くと
考えられている没食子酸エピガロカテキン(EGCG)の侵出は少なくなります。
つまり、水出しによって免疫機能を活性化する成分が多くなり、抑制する成分は少なくなることで、免疫力に対する活性化作用がより強まると考えられているんです。
水出しでマクロファージの食欲がアップ
水出しすることで多く侵出するエピガロカテキンは、
白血球のマクロファージを活性化させる作用があることが分かっています。
マクロファージは体内に侵入した病原体に対して、最初に攻撃を行って殺菌したり、
顆粒球とリンパ球を誘導する大切な役割があります。
つまり、エピガロカテキンが細胞に入ると、マクロファージの食欲が増し、
どんどんと細菌を食べてくれるようになるということなんですね。
水出し緑茶の作り方
ためしてガッテンによると、煎茶が一番いいそうです。
煎茶を急須に入れ、氷水を加え、約5分待って出来上がりです。
苦味や渋みがあまりなく、しかもカフェインも少ないため、
飲みやすく、寝る前でも飲めるのがいいところです。
ただし、お湯で入れるよりも傷みやすいので、その日のうちに飲んでしまいましょう。
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