ラーメン、チャーハン、ケーキにごはん…日本人の食生活には炭水化物がいっぱい。
美味しいもののほとんどは炭水化物といってもいいくらいですね。
そんな炭水化物は単糖、少糖、多糖、糖類の誘導体などに分類できますが、
私たちが普段、食物から摂取しているのは主に単糖と多糖です。
単糖は単純炭水化物とも呼ばれ、分子サイズが小さく、
それ以上は分解されないため、消化吸収が早いのが特徴です。
単糖はケーキやジュースなどの甘いものやスナック菓子、
果物などにたくさん含まれています。
そして多糖は複合炭水化物とも呼ばれ、複数個の単糖が長く繋がったものです。
分子サイズが大きいため、消化吸収が遅いのが特徴です。
こちらはごはんや全粒パン、豆類や根菜類などに多く含まれています。
血糖値を一気に上げる単糖
よく「疲れたときには甘いものを食べるといい」といいますが、これは
お菓子などに含まれる単糖は吸収が早いため、素早く栄養補給できるからです。
急激に血糖値が上がるため、それに呼応してインスリンがさかんに分泌されます。
そのため、あまりにも単糖ばかり食べているとインスリンの分泌過多となり、
脾臓に負担が掛かり、体調不良に繋がってしまうのです。
また、腸内細菌は単糖を食べないので、善玉菌の減少にも繋がります。
腸内善玉菌の減少は肌荒れや便秘の原因となり、免疫力も低下してしまいます。
それに対して多糖は急激に血糖値を上げることもなく、インスリンの分泌も緩やか。
腸内細菌の餌にもなるので、善玉菌を増やすこともでき免疫力アップに繋がります。
甘党の方は普段から単糖の摂りすぎになっているかもしれません。
本来、単糖は即効性のエネルギーを補給するための炭水化物ですから、食べるだけ食べて運動しなければ、中性脂肪として蓄えられるので肥満にも繋がります。
あまり運動する習慣のない方は、単糖の摂り過ぎにご注意下さいね。
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