私も子供の頃は体が弱く、貧血でよく立ちくらみを起こしていました。
突然、目の前が真っ暗になり、耳鳴りで音も聴こえなくなるんですね。
そんな貧血は、何らかの原因で血中のヘモグロビン濃度が薄くなった状態です。
めまいや立ちくらみ、息切れ、倦怠感などの症状が現れ、免疫力の低下も招きます。
貧血には何種類がありますが、一番多いのは鉄不足からくるもの。
鉄欠乏性貧血と呼ばれるものですが、女性に多いことで知られています。
女性は月経による出血で鉄分を排出する機会が多かったり、
妊娠中は鉄分を多く必要とするので、貧血になりやすいんですね。
ヘモグロビンは鉄と結合した物質なので、
鉄不足になると体内のヘモグロビンも減ってしまうんです。
体内の鉄を増やすには?
貧血を改善するには鉄分の多い食品を食べて補うのが一番ですが、
あまり吸収率がよくないので、意識的に鉄分を含む食品を食べることがすすめられます
鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄がありますが、ヘム鉄が15%程度吸収されるのに対し、
非ヘム鉄は3%程度しか吸収されないといわれています。
ヘム鉄を多く含む食品
レバー、卵黄、肉類、魚貝類など
非ヘム鉄を多く含む食品
ほうれん草、小松菜、豆類、コンブ、わかめなど
鉄の吸収を助ける栄養素を一緒に
吸収率のよいヘム鉄を含む食品を多く食べることがすすめられますが、そればかりでは栄養バランスが乱れてしまうので、鉄分の吸収率を高める栄養素を一緒に摂るといいでしょう。
ビタミンC
ヘム鉄、非ヘム鉄の両方の吸収を高めます。
赤身肉
肉や魚の赤身は非ヘム鉄の吸収を高めます。
クエン酸、リンゴ酸
果物などに多く含まれる果実酸はキレート作用によって、
鉄などのミネラルを包み込んで吸収されやすくします。
また、ビタミンB群の葉酸やビタミンB12は赤血球の産生に必要なものなので、
これらを含む食品(アスパラガス、おくら、ブロッコリーなど)も積極的に食べるといいでしょう。
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