人間の体の約65%は水でできているというのはご存知だと思いますが、
水は私たちの生命を維持している主役です。
体内の水のほとんどは細胞内にあり、それ以外は血液やリンパ液などの
体液として細胞の外に存在しています。
人間は食べなくても数週間は生きられるが、水なしでは一週間も生きられない。
といわれていますが、体内の水が不足すると生命維持機能が働けなくなるからです。
水不足は体調不良に繋がる
栄養素を摂取したとしても、運ぶのは血液ですから、もし水がなければ栄養素も酸素も全身に行き渡らなくなり、発汗による体温の調節もできなくなります。
また、体内には絶えず老廃物が発生するため、便や汗、呼気などによって水分と共に排出されますが、水不足の状態では、老廃物やそこから発生する有害物質が溜まってしまうのです。
そのために便秘や頭痛を起こしたり、尿酸や乳酸などの疲労物質が溜まることで、
疲労感も高まってしまいます。
また、水が足りないと血液がドロドロになり、血流が悪くなることから、
脳血管障害などの大きな病気の引き金になってしまうことも十分考えられます。
人間が尿や汗として排出する水は約2.5リットルといわれていますので、
それと同じくらいの水分を摂取する必要があります。
しかし、飲み水だけでなく普段の食事にも水分は含まれているので、
水分を摂らなければ…と無理やりに水を飲む必要はありません。
過剰に水を飲みすぎれば水中毒を起こし、
低ナトリウム血症の症状が出ることがあります。
また、冬場に冷たい水を飲みすぎれば、お腹の冷えから腸内細菌の不活性化を起こし、
免疫力の低下に繋がりますので注意が必要です。
「ちょっと喉が渇いたな」と感じたときに適量を飲む。というのが一番いいようです。
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