ホルモンバランスが原因で生じてしまう更年期障害や生理痛。
つらい痛みや疲労感、頭痛、イライラ、情緒不安といった症状が現れます。
生理痛は主に身体的・心理的ストレスによるホルモンバランスの乱れが原因で起こりますが、更年期障害は加齢によるホルモン分泌の低下が原因で起こります。
更年期障害の症状や重さは人によってマチマチですが、
食生活やストレスの影響も大きく関係しているといわれています。
中には寝込んでしまうほどの人もいますが、
そんなつらい症状の改善が期待できるのがオメガ3です。
イライラ、冷え性、のぼせの緩和にも
オメガ3は不飽和脂肪酸の一種で、α-リノレン酸、DHA、EPA、DPAなどがあり、
青魚に多く含まれていることは一般的によく知られています。
不飽和脂肪酸は中性脂肪やコレステロール値を下げて血液をサラサラにし、
ホルモン分泌を促すので、症状の緩和が期待できます。
オメガ3の中でも頭がよくなる成分といわれるのがDHAです。
DHAは摂取すると脳内に優先的に取り込まれ、神経伝達物質の活動を活発化させます。
更年期には、精神面に安定をもたらすセロトニンが不活発となるため、
DHAを摂取することで、再びセロトニンを活発化させるのに役立つと思われ、
イライラや不安感が改善されると考えられています。
また、更年期になるとうつを発症する人がいますが、
普段からDHAを摂取しておくことで予防効果が期待できます。
DHAにはこのほかにも赤血球の柔軟性を高め、血液をサラサラにする働きもあります。
そして、EPAは血液中の血小板の凝集を抑えるため、やはり血液をサラサラにし、
血行をよくする働きがあります。
血行がよくなることで、のぼせや冷え性、動悸などの症状の緩和が期待できます。
このEPAの10倍もの働きがあるといわれているのがDPAで、ぜひ摂りたい成分ですが、
こちらはDHAやEPAなどと違って、青魚にはわずかしか含まれていないため、
普段の食事からは多くを摂取できません。
更年期障害はひどくなると神経や免疫の状態も悪くなってしまいます。
症状緩和を促す栄養素を含むバランスのよい食事と適度な運動、
そして、できるだけストレス解消を図ることが大切です。
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