生命維持の司令塔「脳」。感情や思考など、神経活動の要です。
起きているときはもちろん、睡眠中でさえ脳の大部分は活動しています。
働きづめの肉体が疲れるのと同様に、脳も疲れます。
最近、集中力が続かない、意欲がわかない、休息しても疲れが残る
という人は、脳の疲れが原因かもしれません。
現代は情報社会といわれるようになって久しいですが、
私たちはメディアなどから溢れる多種多様な情報を受け取っています。
それらの情報ひとつひとつに思考を向けていれば、脳も膨大な処理を強いられます。
さらに日常生活や仕事上でのストレスも加わって、やがて脳は疲弊してしまうのです。
脳疲労の症状
疲れた脳は前頭葉などの働きが鈍くなって、パフォーマンスが落ち、
やがては五感にも異常を感じるようになります。
- 頭がボーっとする
- 思考が働かない
- 興味のあったことに興味がなくなる
- 集中力・注意力が低下
- やる気が起きない
- 不眠・夜中に目が覚める・朝早く目が覚める
- 頭痛がする
- いつもより疲れやすい
また、脳疲労から味覚に異常をきたし、いつもより濃い味付けのものや脂肪分の多いものを好むようになることもあり、肥満や生活習慣病を招いてしまいます。
脳疲労がひどくなると、うつなど心の病の発症リスクも高まります。
脳疲労の解消法
単純な運動を行う
頭を使わない簡単でシンプルな運動を行うことで脳疲労の解消になります。
ただし、頭脳プレーが必要なスポーツは脳を酷使するため、逆効果になります。
やりたいことをやる
脳疲労の大きな原因はストレスだといわれています。
自分の欲求を抑制することでストレスになるので、
できる範囲で欲求を発散することで脳の疲れも緩和されます。
不要な情報を遮断する
極力TVは見ず、インターネットもしないことで余計な思考をしなくて済み、
脳が休めます。また、人間は視覚から情報の8割を得ているといわれているので、
ほんの数分間、目を閉じるだけでも脳を休ませることになります。
ブドウ糖の摂取
脳のエネルギーはブドウ糖です。甘いものやフルーツなど消化吸収の早い
単糖を摂取することで、素早く脳にエネルギー補給できます。
最近、ボーっとすることが増えた、やる気が出ない…という方は脳疲労かもしれません。脳疲労回復の一番の薬はストレスの解消です。なるべく発散を心がけて、リラックスするように努めて下さい。
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