毎年2月下旬~3月に掛けて、全国で飛散のピークを迎えるスギ花粉。
この時期に症状が出ると、花粉症か風邪か分からなくなってしまいます。
花粉症の初期症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりと風邪とそっくり。
また、去年までなんともなかった人が、今年から花粉症になることもあるので、
突然、くしゃみや鼻水が出てくれば、風邪だと思うのも無理はありません。
そんな風に見分けにくい風邪と花粉症ですが、ちょっとした違いで
どっちなのか見分けることができるんです。
風邪と花粉症を見分けるには?
鼻水の粘度の違い
風邪の鼻水は最初はサラッとしていても、徐々に粘度が高くなり、
黄色味を帯びてくることもよくあります。
一方の花粉症の鼻水はサラッとして水分が多く、量も多くなります。
かんでもかんでも出てくる状態も珍しくありません。
鼻づまりのひどさ
鼻づまりも、風邪より花粉症の方がひどくなる場合が多く、
詰まりすぎて鼻がかめない、ということもよくあるんです。
また、花粉症の場合、一時的に鼻が通ってもまたすぐ詰まり、
何度も繰り返すことが多くなります。
くしゃみの回数の違い
風邪のくしゃみはウイルスを体外に出そうとする体の反応のため、
1度に出る回数はそれほど多くはありません。
それに対して花粉症のくしゃみは、アレルゲンの花粉が鼻の粘膜に
付着したことによるアレルギー性鼻炎なので、花粉が除去されるまで、
何回も連発することが多くなります。
発熱の違い
風邪の場合は一気に高熱が出ることが多いですが、花粉症の場合は出ても微熱で、
何だか熱っぽいといった感覚が続く程度です。
喉の違和感の違い
風邪はウイルスが喉に付着して痛くなりことがよくありますが、
花粉症では花粉が喉に付着すると、多くの場合、かゆみを覚えます。
目のかゆみ・涙目
花粉症では目がかゆくなって充血し、涙が止まらなくなったりしますが、
風邪では出ないため、もっとも見分けやすい症状です。
※花粉症の人でも目に症状が出ない人もいます。
見分けにくい風邪と花粉症の初期症状ですが、
できるだけ早めに見極めて適切な治療をしたいものですね。
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