すごく疲れたときには、寝すぎてしまうことがあります。
起きたら昼過ぎだった…など誰でも経験があるんじゃないでしょうか。
特に休日前に夜更かしをして、休日は寝るだけで終わってしまった
ということもありがちです。
たまに寝すぎるくらいならいいんですが、習慣的に寝すぎると
脳にも体にも悪影響を及ぼします。
よくあるのが頭痛。寝すぎて起きると頭痛や偏頭痛がする人は多いようです。
睡眠中は副交感神経の働きで血管が拡張するため、脳への血流が多くなり、
長くその状態が続くことで頭痛を起こすといわれています。
それ以外にも寝すぎには多くの弊害があるんです。
寝すぎの弊害
脳の老化が早くなる
脳を使わない状態が長くなることで、アルツハイマーなどの
リスクが上がるといわれています。
寿命を縮める
長期間に渡る調査結果によると、1日8時間以上睡眠を摂る人は
8時間未満の人に比べて、早く亡くなることが報告されています。
糖尿病のリスクが上がる
睡眠時間が極端に短い場合も長い場合でも、インスリンの作用が低下し、
血糖コントロールが乱れるため、糖尿病の発症リスクが上がります。
また、それ以外の生活習慣病の発症リスクも上がると考えられています。
腰痛
筋肉が弛緩した状態が長く続くと、起きた後、筋肉の緊張状態に耐えられず、
腰痛になることがあります。
寝すぎの原因と対策
眠りが浅い
寝すぎの原因は眠りが浅いことかもしれません。
眠りが浅いと、脳も体も疲労回復に時間が掛かり、
その結果、長時間寝てしまうのです。
眠りが浅くなる原因は、ストレスなどによって交感神経優位の状態が
続いてしまっていることが考えられるので、就寝前に何らかの
リラクゼーションを行うといいでしょう。
また、体の冷えが原因で眠りが浅くなることもあるので、
入浴は浴槽に浸かるようにしましょう。
(関連記事 ⇒ 眠れないと体が弱くなる…不眠と免疫力)
過眠症
慢性的に寝すぎの状態が続き、さらに日中にも眠気を感じる場合は
過眠症などの睡眠障害の可能性もあります。
病院での治療は、投薬による対症療法が主に行われています。
体内時計の乱れ
遅い時間の食事やカフェイン飲料の摂取、就寝前のPCやスマホなど、
普段の生活習慣から体内時計が乱れることが原因かもしれません。
就寝の1時間程前から部屋を暗くし、入眠しやすい状態を
あらかじめ作っておくことがすすめられます。
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