何かと忙しい現代人は生活リズムが乱れがちですが、
そんな1日のリズム、時間を認識しているのが体内時計です。
体内時計は、ほとんどの生物に生まれつき備わっている時間を測る機能で、
24時間周期で繰り返される生理現象のリズムのことです。
夜に眠くなり、朝に自然に目が覚める睡眠と覚醒のリズムをはじめ、
血圧やホルモン分泌の変動パターンも24時間周期で繰り返されています。
このように体内時計が1日のリズムを作り出しているので、
この時計が乱れてしまうと体が正しい時間を認識できなくなり、
心身に様々なトラブルが現れてしまいます。
体内時計が乱れる原因は、主に不規則な生活習慣です。
体内時計の乱れによる悪影響
睡眠障害
就寝時間が不規則になることで、睡眠時でも交感神経が優位になって
寝つけなかったり、変な時間に目が覚めてしまうのです。
眠りたいときに眠れない、朝、すっきりと目覚められない、
そんな状態が続くと、本格的に不眠症になってしまうこともあります。
生活習慣病のリスクを上げる
体内時計が乱れることで、ホルモンバランスや血圧、血糖値なども乱れ、
高血圧や糖尿病といった生活習慣病のリスクを上げてしまいます。
また、睡眠不足から肥満を誘発する可能性もあります。
体内時計を整えるには?
朝日を浴びる
体内時計は光の刺激によってリセットされるので、
毎日、できるだけ決まった時間に朝日を浴びるといいでしょう。
夜は部屋を暗くする
周囲を暗くすることで、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌が促進されます。
逆に強い光を浴びると、メラトニンの分泌が阻害されてしまいますので、
間接照明などを利用して、部屋を暗くしましょう。
また、パソコンやスマホのブルーライトは交感神経を刺激して
脳を活性化させてしまうため、夜間は控えるのが寛容です。
一定の時間に食事を摂る
毎日決まった時間に3食を摂ることで、体内時計のリズムが整いやすくなります。
ぬるめのお湯に浸かる
熱いお湯は交感神経を刺激して、脳を覚醒させてしまいますが、
ぬるめのお湯に浸かると副交感神経優位になり、入眠しやすくなります。
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