タバコが体に悪いことは誰でも知っていますから、吸うのは自己責任ですし、
国の税収にも協力している訳ですから、悪い行為ではありません。
私が子供の頃は、駅、電車の中、銀行、郵便局、病院の待合いでも
灰皿が置いてあり、誰もがスパスパと当然のように吸っていました。
今ではまったく考えられませんね。
そして、昨今は国際的に嫌煙機運が高まっていますから、
喫煙者は段々と肩身が狭くなってきました。
そんな社会的な理由や健康上の理由で禁煙を試みる人が年々増えていますが、
実は挫折する人、禁煙に失敗する人も多くいるのです。
禁煙には色々な方法がありますが、どんな方法を行うにせよ、
成功させるには、まずは動機をはっきりさせることです。
その動機を書き出すことで動機付けが明確化されますので、
なぜ禁煙したいのかを紙に書くといいでしょう。
さらに、周囲の人に決意表明するのはもっと効果的なので、
思い切って話してしまうと成功率が上がります。
そのほかにもいくつかのコツや心構えをご紹介しますね。
禁煙を成功させるには?
失敗してもあきらめない
1度目のチャレンジで完全に禁煙に成功できる人はそう多くありません。
何度か失敗を繰り返して、段階的に成功するのだと考えましょう。
代用になるもの(こと)を考えておく
タバコが吸えないとイライラして当然ストレスを感じます。
2~3日後にはピークに達し、頭痛や倦怠感まで出てくることもあります。
つまり、禁断症状が出てくる訳ですが、そんなときに
気が紛れるようなことを考えておきましょう。
(お茶を飲む、ガムを噛む、腕立て伏せをする、深呼吸するなど)
野菜や果物をよく食べる
野菜や果物はニコチンへの渇望感を和らげるといわれています。
また、これらを食べた後のタバコは不味いといわれているので、
禁煙中には持ってこいの食材です。
逆に肉やお酒はタバコを美味しく感じさせるため、控えた方が無難です。
タバコを吸いたくなる場所へ行かない
パチンコ屋や飲み会などは、しばらく避けましょう。
また、ライターや灰皿は捨ててしまった方が成功率が上がります。
禁煙外来を利用する
どうも自力では上手くいかない…という場合には
禁煙外来を受診するというのもひとつの方法です。
一定の要件を満たしていれば、保険適用で治療が受けられ、
自力で禁煙するよりも成功率が高いといわれています。
以前から使われてきたニコチンガムやニコチンパッチに加え、
新しい禁煙補助薬「チャンピックス」も処方してもらえます。
俳優の舘ひろしさんがこれで禁煙に成功したというチャンピックスは、
ニコチン依存を軽減し、同時にタバコを不味く感じさせる薬です。
この薬は禁煙の補助には効果的ですが、重篤な副作用が出る場合もあるので、
医師の指示通りに使わないといけません。
タバコが吸いたくなっても「吸いたい!」という欲求は、永久に続く訳ではなく、
ほんの数分で消えていくといわれています。
わずかな時間の我慢を繰り返すことで禁煙は成功するのですね。
禁煙をお考えの方は、ご自分に合った方法で無理せず行って下さい。
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