おしっこが近くなる頻尿。一般的には1日に8回以上の排尿のことをいいますが、
排尿回数は人によって差があるので、普段より多いなと感じた場合を指します。
頻尿は前立腺肥大症や過活動膀胱など、病気が原因で起こる場合があり、
男性の場合、特に多いのが前立腺のトラブルだといわれています。
また、糖尿病になると高血糖から口が渇き、水分摂取量の増加から、
尿の量が増えて頻尿を生じさせることがあります。
女性の場合、妊娠や出産を境に頻尿の症状が出ることがありますが、
体液の増加による腎機能の活発化や骨盤底筋の緩みが原因といわれています。
何日も症状が続いたり、悪化したりして、病気が疑われる場合は、
早めに泌尿器科を受診し、原因を明らかにして対処することが大切です。
しかし、必ずしも病気が原因とは限りません。
排尿のことが気になって、つい回数が増えてしまう心因性のものや、
単に水分の摂りすぎが原因になっていることもよくあるのです。
自分でできる頻尿対策
頻尿は生活習慣や体質が原因で起こっていることが多いといわれます。
トイレの回数が多い…と感じたら、まずは自分で対策してみてはいかがでしょうか。
冷え性対策をする
冷え性の方は頻尿になりやすい体質なので、体が冷えないように
対策することで改善が期待できます。
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カフェインやアルコールを控える
利用作用のあるコーヒーなどのカフェイン飲料やアルコールは
頻尿を助長してしまうため、飲みすぎに注意しましょう。
汗をかく
適度な運動やお風呂でゆっくり湯船に浸かるなどして、汗を出しましょう。
新陳代謝が上がり、汗から老廃物を排出することで、排尿の正常化が期待できます。
塩分の摂りすぎに注意
塩分を摂りすぎると体液の塩分濃度を抑えるために、自然と水分の摂取量が増えます。
増えた塩分と水分を排出するために、トイレの回数も増えてしまいます。
脚のむくみを解消する
普段、脚がむくみやすい人は、血行不良から水分が溜まっています。
その水分が就寝時に夜間頻尿として現れる場合があります。
ふくらはぎのマッサージなどを試してみましょう。
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トランス脂肪酸を摂りすぎない
糖尿病や動脈硬化のリスクを高めるといわれるトランス脂肪酸は、
頻尿を生じさせる原因のひとつといわれています。
菓子パン、スナック菓子、ファストフードなどの食べ過ぎに注意しましょう。
また、市販もされている漢方薬の八味地黄丸などで快方する場合もあるので、
試してみるのもいいかもしれません。
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