低血圧とは、はっきりした数値的な基準はありませんが、
概ね上の血圧が100mmHg未満のことを指します。
そして、それよりさらに低い80mmHg未満になると、
様々な不快な症状が出やすくなってしまいます。
低血圧には、原因がはっきりしない本態性低血圧症、何らかの病気が原因で起こる
二次性低血圧症、そして、立ち上がったときに症状が出る起立性低血圧症があり、
急性と慢性に分類されます。
低血圧の症状
低血圧は何らかの原因で、血液循環が悪くなっている状態です。
体の各部の血行不良によって、下記のような症状が出る場合があります。
脳・頭部の血行不良による症状
頭痛、めまい、立ちくらみ、体のだるさ、不眠
消化器の血行不良による症状
下痢、便秘、吐き気など
心臓の血行不良による症状
動悸、息切れ、不整脈など
そのほか、体の冷えや発汗を起こすこともあります。
また、低血圧だと朝起きられない、寝起きが悪いと一般的にいわれていますが、
今のところ、これらの症状と血圧との関連性は確認されていません。
低血圧を改善するには?
適度な運動
筋力が弱いと血液を送る力も弱くなるので、血液循環が悪くなり、
低血圧の原因になってしまいますので、鍛えることで改善が期待できます。
特に脚の筋肉は、重力によって下がった血液を押し返すポンプの役目をするので、
脚の筋力アップは重要になります。
ウォーキングなどの軽い運動を継続して行うといいでしょう。
食事療法
筋肉の材料となるタンパク質のほか、ミネラルも大切です。
また、血液を増量するために、水分と塩分も十分に摂りましょう。
ただし、塩分を摂りすぎれば今度は高血圧になることもありますので、
摂りすぎには注意して下さい。
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