子供の創造性を育てる砂場遊びは、脳の発達を促すといわれています。
そのほかにも、スコップやバケツなど道具を使うことを覚えたり、
砂を触ることによって、手足の感覚や温度に対する感覚なども高まり、
また、ほかの子供と一緒に遊ぶことで、他者を認識し協調性も育みます。
子供にとっては学ぶことが多い砂場遊びですが、
昨今は、衛生面から砂場で遊ばせない親も多いようですね。
誰でも入れる公園の砂場や大勢の子供たちが遊ぶ保育園や
幼稚園の砂場は、当然ですが雑菌だらけです。
それに犬や猫の糞尿が混ざっていることも考えられますので、
寄生虫がいるかもしれません。
犬猫の多い公園の砂場では、シートを被せたり、周りを柵で囲ったりしているところもありますが完全に侵入をシャットアウトすることはできません。
不衛生だからこそ価値がある砂場遊び
砂場のこういった不衛生さを嫌って、我が子を遊ばせたくないと考えるのは
間違っているわけではありません。
しかし、衛生面で神経質な親の子供ほどアレルギーになりやすいのです。
(関連記事 ⇒ 子供の免疫力低下を招く親の過保護・過干渉)
アレルギーになりやすい理由を簡単に言うと、子供の頃に細菌やウイルスに
感染していないと、アレルギー反応を抑制する細胞が発達しないからです。
逆に感染しておけばこの細胞が発達し、アレルギーを発症する確立は低下します。
つまり砂場遊びは免疫系を刺激し、強い子に育てるという大きな効果があるのですね。
もちろん、遊ばせる前にガラスなど危険なものがないかをチェックしたり、
遊んだ後は手を洗わせることは必要ですが、得られる効果を考えれば
遊ばせないのはもったいないです。
また、外は不衛生だからと室内でばかり遊ばせておけば、
いずれはテレビゲームにハマります。
そうなると視力が低下する、動かないので体力も低下する、コミュニケーション能力が低下する、引きこもり予備軍になる…などの弊害が出てくるかもしれません。
子供の一生涯の健康を左右する免疫力を高めるためには、
多少の不衛生さは気にせず、砂場で遊ばせた方がいいと思います。
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