風邪などの病原体が体外から入ってきたとき、体内でがん細胞が作られたとき、
それらに立ち向かって排除してくれるのは白血球です。
私たちの自己免疫システムは白血球によって維持されているんですね。
そんな白血球を元気にすれば免疫力が上がり、病気に強い体になれるんです。
逆に白血球の元気がなくなったり、数が減ったりすれば、
免疫力はガクンと下がってしまいますから、日頃から気をつけたいものです。
白血球の活性を高める生活をしよう
白血球の活性は普段の生活習慣次第で、上がりも下がりもします。
もともと体が弱いから仕方がない、年だから仕方がない…ということではないんです。
病気がちな人でも、虚弱体質の人でも普段の心がけで白血球は元気になります。
白血球が元気になれば免疫力もアップして、体に活力が沸いてくるでしょう。
白血球を元気にするには?
白血球の活性は体温の高いときに高まり、低体温のときに下がりますので、
まずは入浴などで体温を上げることを心がけましょう。
入浴
お風呂はぬるめのお湯にゆっくり浸かる方が、熱いお湯に短時間浸かるよりも
効果的です。汗がじんわり出てくるまで浸かりましょう。
適度な運動
無理はいけませんが、できる範囲で体を動かすことが大切です。
体温が上がり、血流がよくなるので白血球が全身に行き渡ります。
また、深呼吸するだけでも副交感神経を刺激して血流がよくなります。
心の持ち方に注意する
白血球の数や活性は自律神経と深く関係しています。
自律神経は心の持ち方次第で簡単にバランスが乱れてしまうんです。
うれしい、楽しいという気持ちのときは白血球の数も適正で活性も高い状態、悲しかったり、怒りの感情のときには白血球の数が減ったり、バランスが悪くなって活性が低下します。
なるべく笑うことを心がけ、ネガティブな感情を引きずらないことが大切です。
空腹の状態を作る
白血球は栄養処理の仕事もしています。食事で摂った栄養素の分解で忙しいときは
病原体が侵入してもそちらを放置してしまいます。
逆に栄養素がないときには細菌やウイルスを積極的に食べてくれるので、1日の中で空腹になる時間を設けると活性が高まります。体調の悪いときにはプチ断食をするのもいいでしょう。
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