女性に多いといわれる冷え性は、新陳代謝を低下させ、
慢性的になると免疫力をも低下させてしまうので、何らかの対策をしたいもの。
冷え性の原因は、エネルギー代謝によって発生する熱量が少ないことと、
血行が悪いことが考えられます。
私たちが食物として摂り込んだ栄養素は細胞内のミトコンドリアが
燃焼させて分解しますが、そのときに発生するのが体温です。
そして血液は分解された栄養素と酸素を、熱と一緒に体中に運びますが、
血行が悪いと末端まで血液が循環できないため、手足が冷えやすくなるんです。
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また、女性の場合は生理周期によるホルモンバランスの乱れも
冷え性の原因になることがあります。
冷え性対策は内側の熱を増やすのがポイント
冷え性は体内の熱が少ないために起こるので、靴下を重ね履きしたり、
ショールを掛けたりして、外側から温めてもあまり意味がありません。
根本から解消するには体が産生する熱量を増やす必要があるんです。
そのためにはエネルギー代謝を上げることが大切になります。
代謝を上げるには筋肉量を増やすことが一番です。
定期的に運動を行えば筋肉量も増え、同時に血行もよくなるので一石二鳥です。
それ以外にも下記の対策が有効と考えられます。
マッサージやストレッチ
体を柔軟にすることで血液やリンパの循環がよくなります。
バランスのとれた食事をする
ミトコンドリアがエネルギー代謝を行うには、ビタミンB群やα-リポ酸、亜鉛などが必要です。バランスの良い食生活を心がけましょう。
ストレス解消を図る
ストレスからくる自律神経の乱れが冷え性の原因になることがあります。
衣類を着すぎない
衣服の締め付けが逆に血行を悪くしてしまうこともあります。
下半身を温める
筋肉量の多い下半身をはもっとも冷えやすいので、ウォーキングや半身浴で温めるのも効果的です。
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