イライラしたとき、不安なとき、緊張したときに自然にやっている深呼吸。
副交感神経を優位にし、気分を速やかにリラックスさせる効果があります。
もっとも簡単にできる健康法ともいえる深呼吸には、
このほかにも意外と知られていないたくさんの効果があるんです。
深呼吸の効果
副交感神経が活性化
副交感神経が優位になることで、心拍数が減り、血圧も下がります。
ストレスが緩和され、リラックスした状態へと導きます。
疲労回復
通常の呼吸よりも多くの酸素を取り込むことで、血液循環と老廃物の分解や排出が
スムースになり、疲労回復に繋がります。
精神の安定
数分間、深呼吸を続けているとセロトニンの分泌が促され、
精神を安定させる効果もあります。
肩こりの緩和
深呼吸をすると肋骨や鎖骨をいつもよりも大きく可動させるため、
肩や背中の筋肉が一緒に動き、適度なストレッチ効果が得られ、
肩の力が抜けるため、肩こりの解消になります。
冷え性・むくみの改善
腹圧が掛かることで心臓へ戻る血流が早くなり、末端まで血液が循環し、
冷え性やむくみの改善に繋がります。
一般的な深呼吸の方法
ヨガや気功などでは特別な呼吸法があるようですが、
ここでは一般的な深呼吸法のひとつをご紹介します。
- 椅子や床に座った状態で、片手を下腹部に、もう片方の手を胸に置く。
- 胸を動かさないように注意して、お腹の膨らみを意識しながら、
大きく鼻から吸い込む。 - 唇をすぼめてヒューという感じで息を吐く。お腹がへこむのを意識しながら、
完全に空気を吐き出すように行う。
これをゆっくりと10回程度繰り返し行います。
※このやり方でなければダメということではありません。
いつでもどこでもできる深呼吸は、もっとも手軽なリラックス法であり、ストレス解消法でもあります。緊張や不安を感じたときだけでなく、普段から意識して行うことをおすすめします。
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